ＪＮＮ報道スペシャル阪神大震災から１０年『今そこにある危機』
2005年１月１６日　ＰＭ 14：00〜16：00　ＴＢＳ系全国ネット

ON AIR

ＴＢＳ番組でラジコンヘリ空撮映像が使用されました。

（ラジコンヘリ空撮関連の使用カットは少数に変更されました。）


来たるべき南海・東南海地震。　東海地震も同時発生すれば過去にない巨大な災害になると言われています。　太平洋岸への津波は、地震による家屋倒壊より規模が大きい人的被害を生み出すと想定されています。

2004年は地震、災害が多発した年。　番組は地震による津波、長周期地震動、火災旋風などで予想もしない被害が起こる可能性と危険性を予測する内容でした。　「地震は防げないが震災は防げる」という番組メッセージの一助として和歌山県での津波被害を再認識するイメージ撮影に参加しました。

撮影は当初、津波の目線で見た海岸線に近づくイメージショットに使用という目的で2004年11月に2時間分の多数のカットを撮影完了しましたが、12月に起こったインドネシア、スマトラ島沖地震の津波被害映像ははるかにその怖さを伝え恐ろしさを実感するものでした。　実映像の迫力にはかなわずラジコンヘリで撮影したイメージショットは編集で大幅に変更となり少数の使用となりましたが被害の怖さを伝える意味で当然のことと思います。　2004年に災害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

阪神大震災を体験した者として、この番組への参加には深く共感するものがあり、ビジュアル＝映像を通して忘れかけた津波の怖さを再認識し、被害を少しでも回避できることを願って撮影に協力、真剣に撮影を行ないました。撮影意図として単なるエンターテイメントにならないよう忠実にイメージを伝えることを常に意識しました。

番組では来たるであろう4.5ｍの津波の高さを実感してもらうため、ヘリで津波の高さを検証実験した和歌山県での撮影映像が使用されました。　その高さを目の前で実感した当地の方々が防災意識を新たにし被害に備えた認識をさらに強く持っていただければ幸いです。

阪神大震災から１０年。　これから来る次の災害に備えて警鐘を鳴らす番組内容の一部を手助けでき、意義ある成果となりました。

２００５年１月１７日
阪神・淡路大震災１０周年


番組映像は残念ながら公開できません。

クライアント：　MBS毎日放送

番 組 制 作：　TBS東京放送





写真は1995年、阪神大震災で被害を受けた神戸・六甲アイランド岸壁
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